上方伝統のしゃべくりを駆使する漫才コンビ、オール阪神・巨人が20日、大阪市内で、結成40周年会見を開き、コンビ継続の秘密は「オール阪神の離婚」だと語った。
オール巨人(63)オール阪神(58)は、ともに吉本新喜劇で活躍した故岡八朗さんの弟子で、75年にコンビ結成。上方王道のしゃべくり漫才で、圧倒的なテンポを誇るスピード、耳なじみのよい話術で、上方漫才の頂点、上方漫才大賞を最多の3度、受賞している。
巨人自ら「パワー漫才」と称するように、いまだその力量は衰えを知らず、若手コンビが指導を求めて日参するベテランだ。
そんなコンビには30代のころから、何度もコンビ解散の危機があり「毎回、次の仕事終わったら辞めよう、いうてたら、次の仕事が入って…。で、今にいたります」。声をそろえ、苦笑しながら2人は振り返った。
中でも、巨人にはもともと「漫才適齢期は50歳まで」との持論があり、以前は、50代をメドに自ら身を引くことを考えていた。そんな折、阪神が離婚、再婚をし、巨人いわく「お金が必要になって、もうちょっと…いうて、引き延ばされた」とかで、気付けば60代に入っていた。
すると、巨人は「昔の60代はヨボヨボな感じやったけど、今はめっちゃ元気。今、自分がこの年になって、100歳のおじいちゃん、おばあちゃんが笑ってくれるのがうれしいし、おじいちゃん、おばあちゃんを笑わせる漫才を続けたい」。すっかり、考え方が変わったという。
阪神も「僕は10年でも20年でもやりたい。あと10年はせめてやる」と言い、すでに50周年も視野に入れている。
結成半世紀へ向けて進むコンビにとって、今年は40年のひとつの節目。7月24日に本拠地の大阪・なんばグランド花月で、記念公演「ふたりのW成人式」を行い、8月以降も全国各地を回る予定。漫才のほか、芝居も披露し、巨人が歌も歌う予定。巨人は今月22日に芸能生活40周年記念シングル「天国への手紙」「通天閣も笑てるわ」を発売し、25日にはイオンモール寝屋川で発売記念イベントも行う。



