TOKIO長瀬智也(36)が8日、東映東京撮影所で主演映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(宮藤官九郎監督、来年2月公開)のクランクアップ会見に出席した。地獄を舞台にした異色のコメディー映画。長瀬は、地獄農業高校の軽音楽部顧問で、ロックバンド「地獄図(ヘルズ)」のボーカル兼ギターの主人公を演じた。

 撮影は5日に終了した。40日間のうち30日間は縦10メートル、幅51メートルの巨大な地獄のセット内で撮影を行った。歌も演奏も慣れたものだが撮影では勝手が違った。完成に90分かかる特殊メークを毎回施し、頭に重さ1キロのかつらを乗せる。「角は長すぎて、トイレに入る時に『ガンッ!』と何度もぶつけた」。ベルトのバックルには角が付いており「傷が絶えなかった」。

 演奏場面では、セットに敷き詰められた富士山から運ばれた砂や石が、強い風でセット内を舞う演出に、ほこりまみれになった。「1カット撮るたび、ゲホゲホ言いながらうがいをした」。まさに“地獄”のような環境でも心は折れなかった。THE ALFEE高見沢俊彦の変形ギターを手掛ける技師が作った約10キロの特製ギターを手に異色キャラクターを演じきった。

 地獄で悟りを開いたのか、この日は「音楽と芝居は、まじめにやりすぎちゃいけないな」。TOKIOでのヘビメタ挑戦の可能性を問われると「ないと思う。リーダー(城島茂)が倒れちゃう」と笑って否定した。【森本隆】