NHKは25日、17年大河ドラマが、戦国時代の女性城主、井伊直虎の生涯を描く「おんな城主 直虎」に決まったと発表した。東京・渋谷の同局で行われた会見には主演する柴咲コウ(34)が出席した。「男」を名乗って城を守り、戦国を生き抜いた異色ヒロインに挑む。「自分の生き方と似る部分、まねしたい部分がたくさんあり光栄です」と抱負を語った。
柴咲は、NHKドラマに初出演で、いきなり大河ドラマの主役に起用された。「正直驚きましたが、すぐに『やりたい』と思いました」と話した。
演じる直虎は、歴史の表舞台になかなか登場しない人物だ。男が絶えた井伊家を、知恵と負けん気で守り抜き、後に徳川家康の重臣となる直政、幕末の大老として知られる直弼へと子孫をつないだ。
柴咲は直虎を「しなやかさと強さを併せ持った人物」と捉えており、「男性社会の中で、女性だけど国を治めていくのは生半可な気持ちではできない。逃げることもできない。いろいろなものを抱え、責任重大な中で統括する使命もある。それに負けない精神の強さがある」と話した。
自分との共通点などを聞かれると「自分にその強さがあるか疑問ですが、そういう心持ちではあります。姿勢は持っています。似ていたいという願望はあります」と答えた。
収録は来年夏スタートの予定。1年以上の長丁場となる。「体力を含め、精神力が問われる。飽き性なので、1つのことに1年かけて取り組むことがないので、そこで自分は試される。今までやったことがないことをやるのは楽しみ」。
大河ドラマは初挑戦だが、映画「大奥」やドラマ「信長協奏曲」などで時代劇は経験している。「歴史物というと、硬くてついていけないというのもあるかもしれませんが、ロマンスもあります。女性が共感できるいちずさが彼女にあります」と強調した。
岡本幸江チーフ・プロデューサーは「(直虎は)きりっとした強さと、女性としてのかわいらしさ、きれいな面がある。城主で活躍したのは30代前半。実年齢に合う。柴咲さん以外にいない」と起用の理由を説明した。
乗馬や殺陣に挑戦する可能性は十分あり、同プロデューサーは「史料がないので」としながらも「男装はアイデアの1つではあります」と話した。
◆柴咲(しばさき)コウ 1981年(昭56)8月5日、東京都生まれ。98年TBS系「倶楽部6」で芸能界デビュー。99年に日本リーバCMで注目される。ドラマは04年TBS系「オレンジデイズ」に主演。「GOOD LUCK!!」「Drコトー診療所」「ガリレオ」「信長協奏曲」などに出演。映画は「バトル・ロワイアル」「GO」「容疑者Xの献身」などに出演。歌手として03年シングル「月のしずく」がミリオンヒット。160センチ。血液型B。



