俳優佐々木蔵之介(58)が9日、都内で、映画「幕末ヒポクラテスたち」(緒方明監督)公開記念舞台あいさつに内藤剛志(70)藤原季節(33)と出席した。
同作は、旧来の漢方医と西洋医学を学んだ蘭方医が混在した幕末を舞台に、村医者である蘭方医・大倉太吉の奮闘を描く時代劇。京都の医大生たちの青春と葛藤を描いた故大森一樹監督生前最後の企画となった80年公開映画「ヒポクラテスたち」の元祖を描いている。
全編京都ロケで撮影された同作に、主演の佐々木は「大森さんの意志を持った作品であり、何とか実現したいとオファーを頂いて、ありがたいけどプレッシャーもあった」とした上で、「京都の撮影所で、おのれの京都の言葉を使って演技できる。本当に幸せですね」と振り返った。
「ヒポクラテスたち」にも出演している内藤は、過去に朝日新聞でバイトをしていたといい、「それがちょうどこの場所(東京・有楽町マリオン)だった。ここでバイトをしていたときに、大森監督から電話が来て『京都に来い』と。それ以来バイトはしていないですね。この場所で『ヒポクラテスたち』が始まりましたね。大森監督がここに連れてきてくれたのかな」としみじみ語った。
佐々木は「この映画が上映されるのは奇跡だと思います。企画がそう通らない、実現しませんでした、公開できないもの、いろいろある中で本当に奇跡なんです。大森監督の遺志を継いで、緒方監督や先輩方、後輩のみんなと引き継げたかなと。監督も喜んでくれるかなと思っております」と締めた。



