慢性すい炎の治療に専念し、休養していた漫才コンビ「ティーアップ」の前田勝（５０）が２日、京都・よしもと祇園花月の本公演で、約１カ月半ぶりに舞台復帰した。

　前田は７月１６日に体調不良を訴え、緊急入院。投薬治療や、すい管内にできた石を衝撃波で砕く施術などを受け、８月３１日に退院したばかりだった。

　治療中は絶食もあり、膵臓（すいぞう）に負担をかけないように脂肪分を避けた食事をとっており、体重は「８キロほど減って、４５キロぐらいになった」。この日の舞台では、相方の長谷川宏（４８）から、そのゲキやせぶりをいじられ、笑いに変えた。

　前田はもともと、大の酒好きで知られ、昨夏にもすい炎で入院。その後も、何度も入院を経験したが、今回の休養を機に、酒断ちを続けている。今後は月１回の検査通院を予定し、３カ月に１回は石を砕く施術も続けるといい、体調を見ながら、仕事も増やしていく。