演歌歌手氷川きよし(38)が27日、東京・江東区の豊洲PITで新曲「愛しのテキーロ/男花」の発売記念イベントを行った。

 同シングル購入者500人と、最新アルバム「新・演歌名曲コレクション」購入者500人の計1000人を招待し、ミニライブと握手会を実施した。

 ライブ中には、今年を「忙しくて充実した1年でした」と振り返った。デビュー16年目だが「ますます向上していきたい。自分自身に勝って、命ある限り歌い続けたい」と意気込んだ。

 恋愛については「したいですね」としながらも、「時間がない。自分には歌がありますから」と“歌が恋人”状態だと説明。若さを保つには「くよくよしないこと」だという。

 毎年、この時期になると、年末のNHK紅白歌合戦出場への質問もよくされる。この日も取材陣から聞かれ、「できれば出させていただきたい」と例年通りの控えめな発言をしていたが、最後には「出たいです」と強い口調で言い切った。

 年末の晴れ舞台には、デビューから15年連続で出場中。「愛し-」がオリコンシングルランキングで初登場2位になるなど好調で、ファンの熱い声援も背中を押し、15年で積み重ねてきた実績も申し分ない。

 そろそろ「若手演歌歌手」から1歩踏み込み、演歌歌謡界をけん引していく気構えを持ってもいい時期かもしれない。