女優藤原紀香(44)と「来春にも結婚」が報じられている歌舞伎俳優、片岡愛之助(43)は3日、兵庫県豊岡市で、毎秋恒例の「第8回永楽館歌舞伎」(11月4日~10日)開幕前日のお練りに参加した。

 人力車に乗った愛之助に、沿道のファンから「松嶋屋」のかけ声に混じって「紀香っ!」の声も飛び、中年男性からは「紀香は? 紀香はこんのか?」。想定外のつっこみに、愛之助はただ苦笑するだけだった。

 お練りに入る前には、けいこに励み、けいこ場から出てくると、ほほ笑みながら「いつもご苦労さまです。(お練りに)行って参ります」と会釈。その後は「(交際は)順調ですか」「いい方向に進んでいるのか」「日取りは決まったか」「紀香は来るのか」などと、相次いで質問を投げかけたが、終始笑みを携えたまま無言だった。

 愛之助は先月半ば、紀香らと南国へ旅行に行き、その後は、紀香ともども、取材の場に出ても、交際の進展について語らず。今月1日、京都コンサートホールで行われた「京都おもてなし音絵巻2015」に出演したが、取材陣に応対することはなかった。

 愛之助の永楽館歌舞伎は、08年に出石永楽館のこけら落としとしてスタート。今年で8回目のライフワークでもあり、座頭を務める愛之助は「最低でも10回までが目標」と公言。毎年、ご当地にちなんだ演目を考え、今年は、豊岡付近に潜伏していた桂小五郎をテーマに「青雲の座 出石の桂小五郎」を演じる。

 永楽館は、明治時代の1901年に建設された芝居小屋として知られ、明治後期から昭和初期にかけて、但馬地方の大衆文化の中心として栄えてきた。回り舞台、奈落、花道、すっぽんとなどの劇場機構が残り、08年7月に復元された。

 愛之助がテレビドラマなどでブレークする以前から座頭を務める歌舞伎で、愛之助も思い入れが強く、お練り後、事務所を通じて「毎年『お帰り』『お帰り』と言っていただくことが、とてもうれしく励みになります」とコメントした。

 豊岡市の地域振興課によると、出石お城まつりと重なるお練りの日は、毎年、人出が多く、今年も約4万人が集まった。

 同担当者によると「半沢直樹以降、ここ2~3年は多くの方が見えていますね。とくに昨年、一昨年は天気が悪かったのに、多くが来てくれました」と、愛之助人気の上昇を実感。永楽館のチケット担当者も「去年からチケットは即日完売といいますか、30分、1時間で売り切れるようになった」と話した。

 また、地元住民らの間では「去年は(藤原)紀香さんが愛車で来ていた」との情報もある。住民らは「今年も来るかな? 逆に来ないのかな?」などと心配していた。