女優吉高由里子(27)が1日、東京・日本武道館で行われたエイズ啓発運動のAAA(アクト・アゲンスト・エイズ)コンサートに出演した。同じ事務所で仲のいいPerfumeになりきり、人前で初めてのダンスパフォーマンスを披露した。

 ライブ中盤、ステージ中央に近藤春菜(32)森カンナ(27)とともに登場した。Perfumeのヒット曲「レーザービーム」を、Perfume風のスパンコール衣装で披露。キレキレのダンスを見せた。

 歌唱後、3人はPerfumeならぬ「バキュームです!」とあいさつ。近藤が激しい息切れのため、「ヴエッ」とせきこむ場面もあったが、「ライブハウス、ぶとう、か~ん!」と絶叫。吉高が「みなさんのおかげで、武道館に立つことができました!」とお辞儀すると、観客9000人から大歓声を浴びた。この1週間、1日5時間の猛特訓を積み、Perfume本人からもレッスンを受けたという。

 この日は「本物」のPerfumeや、岸谷五朗、寺脇康文、三浦春馬ら24組36人が次々に登場した。

 トップバッターを務めたポルノグラフィティは、「サウダージ」「ハネウマライダー」など4曲を披露。岸谷と寺脇から「今、何か叫びたいことないの?」と尋ねられると、ボーカル岡野昭仁が「年末が暇になりまして…」と漏らした。昨年まで11年連続で出場も今年は落選していた。ギター新藤晴一は「ももクロときゃりーぱみゅぱみゅを誘って、忘年会やりたいと思います」とジョークを飛ばし、笑わせた。最後に岡野が「来年以降また出られるように頑張るだけです」と前向きに話すと、観客たちから「残念でした~」と慰められていた。