アントニオ猪木(72)が16日、東京・新橋のスペースFS汐留で、映画「ブリッジ・オブ・スパイ」(来年1月8日公開、スティーブン・スピルバーグ監督)の公開記念イベントに出席し、「1、2、3、ダー!」のお決まりパフォーマンスからの「卒業」をほのめかした。

 イベント後、報道陣の囲み取材に応じた際、パフォーマンスをちゅうちょした。「本当は飽きていて、やめたいんだけど、みんな喜んでくれるから…」。イベント中も、「『バカヤロー!』もだんだん疲れてきた」と語り、ややお疲れモードだった。

 この日はイベント前に健康診断に行った。「ちょっと検査をしてきたんだけど、背がだんだん小さくなってきた。前は190センチとかだったのが、今は180ちょっと。しようがないなと思うけど」とぼやいていた。

 この日はサッカー女子日本代表の澤穂希が引退を発表した。「大変なブームを起こされた方。(澤の)魂をつないでいって欲しい」と澤の労をねぎらいつつ、自分と同じ国会議員への転身について聞かれると「いいんじゃないですかね?」と勧めていた。