第58回ブルーリボン賞(主催・東京映画記者会=日刊スポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者で構成)の授賞式が9日、東京・霞が関のイイノホールで行われた。

 「駆込み女と駆出し男」で主演男優賞を受賞した大泉洋(42)は「私みたいなものが、取れると思っていなかった。知らせを受けた日に、家に帰りまして4歳の娘と妻とシャンパンを開けて『実は、パパはブルーリボン賞を取りました』と報告したところ、娘は本当に僕が青いリボンをもらえると思ったみたいで、私にはないのか? みたいな顔をしていて。妻は『わぁ、すごいね!』と言った後に『でも、何でパパが?』と言ったのが…私も正直、同じ気持ちで」と言い、客席を笑わせた。

 受賞発表後、周囲から祝福が相次いで「自分はとんでもないものをいただいたんだな」と気付いたという。妻も今朝、授賞式に行く前に「マッサージしてやろうか?」と言ってきたというが、「いかんせん、『行ってきます』と言った時で、そんな時間もないという話で…マッサージしてもらい損なった」と言い、また観客を笑わせた。