演歌歌手氷川きよし(38)が16日、都内でファンイベントを行った。新曲「みれん心」の購入者が対象で、2万人の応募から選ばれた約1000人が駆けつけた。

 新曲のサビに「いやですね ばかですね」というフレーズがある。自分の「いやですね ばかですね」と感じるエピソードとして披露したのはデビュー当時のVTRを見ること。「昔の自分をみると、すごく恥ずかしいし、『ここがだめだ』『ひねりがない』と反省ばかり」と、見たことに“みれん”が残ると明かした。

 01年には「箱根八里の半次郎」の「やだねったら、やだね」のフレーズが流行語に選ばれた。「『いやですね ばかですね』も多くの人に口ずさんでもらえればうれしい」と流行語大賞も狙っている。

 「みれん心」はオリコン週間ランキングで初登場2位で、演歌歌謡曲ランキングでは3週連続1位。「すべて皆さんの応援のおかげ。それに応えられるような1年の締めくくりにしたい」。デビュー以来、出場中のNHK紅白歌合戦への17回連続出場へも意欲を見せた。