お笑いコンビ、キングコングの西野亮広(35)が、ナインティナインの岡村隆史(45)と意見が分かれる理由についてつづった。

 西野は昨年、「27時テレビ」の出演オファーを断った際や、そのほか芸人たちが出演するイベント等に出なかった際に、岡村がラジオ番組で「皆、やってるんやから、西野もやれよ」と呼びかけられた。しかし西野は16日にフェイスブックを更新し、「僕は岡村さんとは反対の意見で、『皆がやってるんなら嫌だな』と思った」と自身の考えをつづった。

 西野は岡村と意見が対立する理由として、「岡村さんと僕の『芸人』の定義が、そもそも違うのだと思った」とし、「岡村さんや世間の99%の方が言う『芸人』は、漫才をして、コントをして、ひな壇に出て、グルメリポートをして…という、そういった仕事をする人の『職業名』。僕はそうではなくて、皆が右に進んでいる時に左に行っちゃうやつや、『それも面白いけど、こういうのもアリじゃね?』という新しい選択肢を作るやつ」とその違いを説明した。

 西野は本業のお笑いではバラエティー番組の“ひな壇”には出ないと宣言して物議をかもしたが、その当時から自身の「芸人論」に基づく考えであることを示しており、現在は絵本作家として活動したり、さまざまなイベントを主催するなど活動の場を広げている。

 西野は自身の考える「芸人」を、「音楽でいうところの『ロック』という言葉と同じ使い方」だとし、「エレキギターを弾いていることがロックではなくて、生き様だったり姿勢だったり。使っている楽器が、フォークギターやピアノであっても、『あいつ、ロックだよねー』と言われる。まぁ、そんな感じ」だとつづった。