桂歌丸(79)が22日、日本テレビ系「笑点」(日曜午後5時半)の生放送で勇退した。1966年(昭41)5月の番組スタートからレギュラー出演していた。司会として最後の大喜利放送を終えた後、涙を見せた歌丸は「笑点は私の恩人。いつか収録を一番前で見たい」と話した。後任の司会は内部昇格で春風亭昇太(56)に決まり、29日の「笑点」生放送で新メンバーが発表される。

 昇太以来10年ぶりとなる新メンバーは誰か。有力なのは「笑点」予備軍とも言うべき、BS日テレ「笑点 特大号」の「若手大喜利」の出演者からの起用だ。昇太も「若手大喜利」の司会をしており、メンバーの気心も知っている。その中で有力視されるのが桂宮治(39)。歌丸、昇太と同じ落語芸術協会所属で、歌丸が抜けた穴を埋めるという点では、バランスもいい。また、林家木久扇(78)の長男2代目林家木久蔵(40)は初の親子大喜利という話題性があり、林家三平(45)の起用も取りざたされている。