女優木村佳乃(40)が、東京・渋谷のパルコ劇場で行われる朗読劇「ラヴ・レターズ」(8月1~7日、木村は3日に出演)で、クリエーティブディレクターの箭内(やない)道彦氏(52)と共演することが5日、分かった。今作を最後に一時閉館する同劇場で“異色カップル”が誕生する。

 同作は、幼なじみの恋物語を、男性と女性が1人ずつ出演し台本を読み上げる朗読劇。これまで1つの台本を、のべ460組のカップルが読み続けてきた。1973年のオープンから43年、ビル建て替えのため、今年8月に一時閉館するパルコ劇場でも、90年8月から同作を上演。これまで最多の公演を行ってきた。20代のときに観劇したという木村は「切ない男女の思いに胸を打たれました」と振り返る。

 木村にとって、パルコ劇場は舞台デビューした思い出の地だ。2000年、宮本亜門氏演出の舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」で主演した。「初舞台を踏ませていただいた劇場の最後の演目で演じる機会をいただけることをうれしく思っています」。箭内氏も、渋谷パルコのクロージングキャンペーンを手掛けており、舞台出演は初めて。「光栄であり、同時に緊張の極みでもあります」とコメントしている。

 箭内氏がディレクターを務めた風味堂の「楽園をめざして」(05年)のミュージックビデオに、木村が出演したことがあったが、今回が“初共演”。偶然にも、同じ4月10日生まれの辰(たつ)年、血液型も一緒と縁がある2人のコラボレーションに注目だ。

 ◆箭内道彦(やない・みちひこ)1964年(昭39)4月10日、福島県生まれ。東京芸大美術学部デザイン科卒業後、博報堂を経て「風とロック」設立。手掛けたおもな仕事にタワーレコード「NO MUSIC,NO LIFE.」キャンペーン、リクルートゼクシィ「芸人30人、本気のプロポーズ」など。11年には猪苗代湖ズのギタリストとしてNHK紅白歌合戦にも出場。