大竹しのぶ(59)主演映画「後妻業の女」(鶴橋康夫監督)の初日舞台あいさつが27日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、津川雅彦(76)が「男の性欲」について熱弁を振るった。

 「この作品は男のセックスに対する欲望を、今はやりですけど…(笑い)、それを監督がつかんでいる」。強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された俳優高畑裕太容疑者(22)の話題を引き合いに出そうとすると、イベントに危険な雰囲気が漂い始めた。

 津川は再婚相手を探す元女子短大教授で、大竹演じる結婚詐欺まがいの女性にだまされる役どころ。婚活パーティーでダンスをしながら、大竹のしりを触るシーンがある。「若いうちは誰でもいいけど、(年とともに)『この女だ』と思うと衝動が抑えられなくなる。今問題になってる22歳の…」。すると笑福亭鶴瓶(64)は「いらんこと言うな!」と制止に入った。それでも津川は「僕も22歳の時は…」と続け、出演者を慌てさせていた。