NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の8月31日の平均視聴率が22・8%(関東地区)と自己最高に迫る高視聴率だったことが9月1日、ビデオリサーチの調べで分かった。放送の前後で台風10号関連のニュースもあり注目も高まっていた。

 これまでの最高は8月17日で常子(高畑充希)が、かつて帝大生で常子にプロポーズした星野武蔵(坂口健太郎)と再会してしまうというドラマチックな展開。25・9%を記録した。最低は8月6日で、放送時間が変わったため、18%だった。

 31日の回は、常子のもとに星野の娘の青葉から電話がかかってきた。「お兄ちゃんが熱を出した。お父さんはいない」という。常子は走って星野の家に向かった。ついてみると、一家が青葉の誕生日会をしているところだった。子供は無事だった。

 不思議がって「どうしたのですか」と聞く星野。青葉が、最近、常子が家に来なくなったことを寂しがって、うそをついて家に呼んだことがわかった。

 常子は、子供が無事だったことと、会いたい、と言ってもらったことに、ほっとして、またうれしくもなった。

 帰り際、星野が常子にもっと会いたい、と告白する。常子も、本当はもっと会いたいが、亡くなった妻のことを気遣って、会うのは迷惑ではないか、と思っていたと打ち明ける。星野は常子を抱きしめる。常子も同様に抱きしめた。2人の気持ちが同じだったことを確認した。

 「あなたの暮らし」は、つぎの商品試験に電気釜も選んだ。その試験を快く思わない人がいた。アイロンの試験でも酷評されたメーカー、アカバネ電器の社長赤羽根憲宗(古田新太)だった、という回だった。