松坂桃李(28)が異色の探偵役に再挑戦することが17日、分かった。昨年11月に日本テレビ系主演スペシャルドラマとして放送された「視覚探偵 日暮旅人(ひぐらし・たびと)」の連続ドラマ化が決まり、来年1月にスタートする。毎週日曜午後10時30分から放送する。

 主人公の日暮は、幼い時に事件に巻き込まれ、五感のうち、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を失いながらも、唯一残され、研ぎ澄まされた視覚を駆使して、人間の感情、事件の痕跡を読み取って事件を解決する。松坂は「前回のスペシャルでは描ききれなかった旅人の過去、周囲の人間との因縁めいた関わりを通じて、変化していく旅人の姿をじっくりお届けします」と話す。

 主要キャストもスペシャルに引き続いて出演する。ヒロインの保育士を多部未華子(27)、旅人の相棒を浜田岳(28)が演じる。ほかに住田萌乃(8)や主治医役の北大地欣也(73)の出演も決まった。

 演出は「金田一少年の事件簿」「トリック」など数多くのヒットドラマを手掛けてきた堤幸彦氏(61)がスペシャルドラマに続いて担当。最新のCG技術も駆使する。松坂は「同じチームでうれしい。うれし過ぎます。最高にワクワクします」と大喜び。多部は「スペシャルドラマでフワッと終わっていた関係性や、さまざまな謎が解き明かされていくのが楽しみです」と話している。

 原作は累計50万部を突破した作家山口幸三郎氏(33)の「探偵・日暮旅人」シリーズ。堤監督は「旅人の眼(め)、それは謎を解き、人の環(わ)を復活させ、そして…。『見えないモノが視(み)える』連続ドラマ。お楽しみください」と話す。