モーニング娘。'16が12日、東京・日本武道館で行われたコンサートツアーのファイナル公演で、13期生となる新メンバー2人が発表された。加賀楓(17)と横山玲奈(15)が、下部組織のハロプロ研修生から昇格した。

 4曲目の「強気で行こうぜ!」を歌い終えると、現メンバー11人がステージに集合した。リーダーの譜久村聖(20)が「今日は、待ちに待った13期生のお披露目の日です。新加入メンバーを発表します。横山玲奈!」と叫ぶと、ファン1万人からどよめきがあがった。ステージ後方から登場した横山は、おぼつかない足取りで階段を下りて、「長所と個性をたくさん出して、頑張っていきたいです」とあいさつ。アイドルスマイルをはじけさせると、大歓声を浴びた。

 さらに譜久村は「実はもう1人います。加賀楓!」と発表。今度は、地響きのような歓声があがった。加賀は緊張した様子で、早歩きで登場。ステージ前方に到着すると、涙をふいた。「新メンバーとして一から努力して、先輩たちをどんどん置いていっていけるように頑張ります」と力強く宣言した。

 横山が今年9月にハロプロ研修生に加入した芸歴3カ月の新人なのに対して、12年12月加入の加賀は、研修生として4年間活動しており、昇格を待望するファンも多かったようだ。

 ショートカットの加賀と、埼玉県出身の横山を見て、工藤遥(17)は「ショートカットで、埼玉県出身の工藤ちゃんです。これは、負けてられないですね。私も頑張ります」とライバル意識をむき出しに。譜久村は「この13人で、来年モーニング娘。'17で活動していきます!」とアピールした。

 ライブでは、「泡沫サタデーナイト!」「セクシーキャットの演説」「ムキダシで向き合って」などを次々と披露。ラストは「One・Two・Three」で締めくくった。