女優柴咲コウ(35)が主演し、21日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第20話の平均視聴率が、関東地区で14・5%だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は13・6%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 21日の回は、亡き井伊直親(三浦春馬)の娘と名乗って井伊谷にやってきた少女・高瀬(髙橋ひかる)。元許婚である直親の隠し子発覚にショックを隠しきれない井伊直虎(柴咲コウ)だが、井伊家の当主として、その真偽がわかるまで高瀬を屋敷で預かることを決める。噂を聞きつけた直親の元妻・しの(貫地谷しほり)は高瀬のもとに乗り込むが、その対応は意外なものだった。一方小野政次(高橋一生)は、今川と武田の同盟関係に亀裂が入ったことから、高瀬は武田が井伊に送り込んだスパイなのではないかと疑う。しかし、かつて直親が笛で吹いていた曲を高瀬が鼻歌で歌っていることを知った直虎は、高瀬を井伊の姫として迎えることを決める。そんななか松下常慶(和田正人)が井伊を訪れ、今川を切った武田の動き、それを操る織田の目論見を報告する。直虎が当主となった年が明け、新年を迎えた井伊家では綿布の見本が出来上がる。直虎はそれを商うため、瀬戸方久(ムロツヨシ)の勧めに従って気賀の街を訪れる、という内容だった。