音楽プロデューサー小室哲哉(51)が引き起こした詐欺事件(懲役3年、執行猶予5年が確定)で、音楽ユニット「TMネットワーク」をキャラクターにしたパチンコ機の開発計画が頓挫して損害を受けたとして、著作権や商標権を管理する京都市の会社が、小室に約4900万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴していたことが25日、分かった。第1回口頭弁論が同日開かれ、小室側は争う姿勢を示した。訴状によると、原告の会社と小室側は、パチンコ機を開発し、商品化することで合意。TMネットワークを商品化する権利の使用許諾契約を結んだ。しかし、小室が08年11月、著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪で起訴されて商品化を断念した、としている。

 [2010年6月26日6時21分]ソーシャルブックマーク