宮本亜門演出で9日にスタートするミュージカル「ファンタスティックス」の最終舞台げいこが8日、東京・渋谷のシアターコクーンで行われた。

 恋と家族愛を描く人気作品で、キャスト一新で5年ぶりに再演。亜門は「パワフルで個性的なキャストが集まった。寂しい時代に、あったかい気持ちを届けたい」と抱負を語った。亜門とは初顔合わせという主演鹿賀丈史(59)は「僕がセリフを覚えるまでずーっと付き合ってくれて、優しい演出家」。50代最後の舞台と取材陣から突っ込まれ「あまりうれしくない」と大笑いした。

 プライベートでも仲のいいモト冬樹(59)と神田沙也加(24)は親子役。モトは「昔から知ってるけど、(沙也加が)勉強してここに立っているのがうれしい」と語り、沙也加も「親子役はやりやすい」と笑顔。沙也加は1日に誕生日を迎えたばかりで「家族とご飯を食べに行ってゆっくり過ごしました」と話していた。31日まで。

 [2010年10月8日18時37分]ソーシャルブックマーク