歌舞伎俳優尾上菊之助(33)が12日、東京・浅草公会堂で東日本大震災復興チャリティー舞踊公演「祈り」を行った。「被災者の方々の心に明かりをともすことができれば」との思いで、会場探しを自ら行うなどまさに手作り。曽祖父の6代目尾上菊五郎、祖父の7代目梅幸が当たり芸とした「藤娘」「うかれ坊主」を演じた。

 昼の部公演後に会見した菊之助は「平日にもかかわらず、たくさんの方に来ていただいた」と感謝。演目について「まだまだ修業の身。精いっぱい務めさせていただいた」と話した。母富司純子(65)も応援に駆け付けた。

 6月下旬、福島県内の避難所を訪問し、被災地の惨状にも接した。「早く落ち着ける場所に移っていただければ。復興の終わりが来るように願っています」と思いを語った。