読売テレビの望月規夫社長が28日、大阪市内のホテルで、毎年夏恒例の社長会見を開き、開局55周年事業を発表した。

 「家政婦のミタ」「純と愛」など話題ドラマを手掛けた遊川和彦氏の脚本で、3夜連続ドラマ「30分だけの愛

 遊川和彦への挑戦(仮題)」(放送は12月下旬~来年1月上旬=関西ローカル)などを制作。同番組は、男女がハンディを乗り越え愛を育むラブストーリーになるという。9月24~25日には、大阪・フェスティバルホールで、25年ぶり大阪公演となる「オペラ

 ミラノ・スカラ座公演」を行う。

 また、望月社長は巨人と阪神がセ・リーグ1位、2位の展開となっているプロ野球中継について「関西地区でみれば、タイガース戦はひじょうに魅力的なソフト」とし、9月半ば以降も優勝争いが続けば、自社制作が可能な時間帯での阪神戦編成も「可能ならば対応していきたい」。現状のままなら、今季は、9月7日の甲子園球場での阪神-巨人戦が同局最後の中継となる予定だが、雨天中止となり、追加日程が決まっていない広島-阪神戦など、地元系列局が放送権を持つカードについても、今後のペナント展開を見て、放送するか否か、決めるという。