芸能活動を休止していた桜田淳子(55)が26日、都内で一夜限りのファン感謝イベントを開き、約22年ぶりにステージ復帰した。取材陣には非公開だったが、日刊スポーツ記者はチケットを入手し、桜田のステージを観賞した。

 桜田は、歌手活動40周年のベストアルバム「Thanks

 40

 ~青い鳥たちへ」の発売を記念したもので、冒頭から「追いかけてヨコハマ」「しあわせ芝居」など3曲を披露。「皆さまお久しぶりでございます。桜田淳子でございます。久しぶりに自分の口から言いました。40周年ですよ。20年お休みしていたのにおこがましくも」とあいさつし、苦笑いした。ファンの前で歌を披露するのは約30年ぶりという。

 桜田は92年に統一教会の合同結婚式で結婚、統一教会と霊感商法とのかかわりが取りざたされたこともあり、芸能活動から遠ざかっていた。その後、3人の子どもを出産。育児に専念していた。一方で、今年5月に同事務所の相沢秀禎会長の通夜に姿を見せ、話題になった。通夜の時にはふっくらしていたが、この日はスリムな姿を見せ、桜田も「頑張りました」と言い、照れ笑いした。

 桜田がステージに立つのは、91年の舞台「墨東綺譚」以来だった。終演後、桜田は劇場を出る前に取材陣に向けて「ありがとうございました」とあいさつした。