テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)の大越健介キャスターは1日夜の放送で、同日に今季限りでの現役引退を表明した男子テニスの錦織圭(36)に対する、思いを語った。以前、全豪オープンで錦織の試合を観戦した経験を振り返り「観客みんなが錦織選手の味方になっていく。引きつけられるような選手だった」と振り返った。
番組では前半のニュースで、錦織の引退表明について報道。錦織が11歳の時に「修造チャレンジ」で指導して以来、その活躍を追ってきた元テニスプレーヤー松岡修造のコメントを引き出しながら、自身の思いを語った。
大越氏は「かなり松岡さんにとっても、心に響くニュースだったのではないですか?」と語りかけ、松岡は「決断したんだなって。僕が言いたいのは、錦織圭選手のテニスが世界を変えたということです」と応じ、日本テニス界の歴史を変えた錦織の輝かしいプレーをスタジオで振り返った。
一方で、松岡が「この決断は相当、彼にとって葛藤があったはずです。モチベーションはまったくなくなっていないが、身体が言うことを聞かなかった。繰り返し身体に聴いた時、一線を引かざるを得ないという決断だったのかなと思います」と指摘すると、大越氏も「『やりきったという思いはあります』というコメントでしたけれど、まだやりたいという気持ちが伝わってきますよね」と、応じた。
大越氏はさらに「今、(錦織のプレーの)映像を見ていて思ったんですが、少年時代の錦織選手と、リオデジャネイロオリンピックで銅メダルを取ったときの錦織選手と、生意気なことを言うようですけれど、ラケットを振り切る力、渾身(こんしん)の力で振り切る姿を見て、小さいときとプロになってからと、同じだなと思って見ていました」と述べた。
また、「実は、2019年の全豪オープンを(現地で)見ていたんです」と打ち明け、「ジョコビッチ選手に準々決勝で負けたんですけれど、それまでの試合が全部大接戦で、ものすごい長い時間を渾身(こんしん)の力で戦い抜いて。もう、観衆がみんな、錦織選手の味方になっていくんですよね」と、会場で感じた空気を振り返った。その上で「そういう力を自然と発するような、引きつけられるような、そんな選手だったなという思いがしました」と語った。
最後に松岡が「ただ、このままじゃ彼は終わらない」と述べると、大越氏も「そうですね。楽しみですね」と応じた。



