スペイン出身の世界的チェリストで指揮者、作曲家のパブロ・カザルス(1876~1973年)が半世紀前に行った来日公演の録音テープが、カザルスに師事していたチェロ奏者平井丈一朗さん(76)の都内の自宅で見つかった。カザルスを招聘(しょうへい)したTBSが4日、発表した。
TBSによると、公演は61年4月14日に東京・日比谷公会堂で開催。テープの音源はカザルス指揮のボッケリーニのチェロ協奏曲第9番で、平井さんがソリストを務め、東京交響楽団が演奏した。
当時、TBS主催の演奏会では計6曲が演奏されたが、このチェロ協奏曲を収録したテープだけ行方が分からなくなっていたという。
演奏を聴いた音楽評論家の林田直樹さんは「カザルスの火のような意志が浸透しているのが生々しく感じられる」とコメントした。この音源を含むCDが「TBSヴィンテージクラシックス」シリーズの1枚として19日に発売される。




