先月29日に肺動脈肉腫による多臓器不全のため50歳で亡くなったモデルで女優の雅子さん(本名・大岡雅子=おおおか・まさこ)の通夜が4日、東京・品川区の桐ケ谷斎場で営まれた。竹中直人(58)とよた真帆(47)ら500人が参列した。

 雅子さんが05年に出演した映画「サヨナラCOLOR」で監督を務めた竹中は雅子さんについて「たたずまいも神秘的で女神のような女性だった。まなざしの強さが印象的だった」。最後に会ったのは約10年前という。涙ながらに「(亡くなるのが)あまりにも早すぎる。ちゃんとした別れを伝えられなかった」と悔いた。「僕もそのうち天国に行くので、飲みましょう」としのんだ。

 喪主で夫の大介さん(43)は、雅子さんについて「いてくれないと困る。(自分が)仕事でしょげてる時はくさびを打ってくれた」。雅子さんにかけたい言葉は「アイフォーンに何十行も書いてます。ここでは言えないです」と目頭をおさえた。最後に交わした言葉は亡くなる前日、病院で「早く帰りな」「じゃまた明日」という会話だったという。雅子さんは病気や死に対する弱音は吐かず「最後まで日常の言葉だった」と目を赤らめながら明かした。

 雅子さんが好きだったバラの花に囲まれた祭壇に飾られた遺影は、昨年5月に撮影された雅子さんのお気に入りで、モデル生活30年を記念し昨年7月に出版したエッセー「雅子スタイル」の表紙にも使われている写真。葬儀・告別式は5日午前10時から同所で営まれる。弔辞は大介さんが読む。棺には、愛用のシャツ、スカート、麦わら帽子、紙製のパールネックレスが入れられるという。

 雅子さんは年齢を感じさせない美肌で、雑誌「クロワッサン」などで活動。女優としては、映画「リング」シリーズで貞子の母志津子を演じた。