来月14日に開幕するカンヌ映画祭のオープニングに、元女優でモナコのグレース・ケリー公妃を描いた映画「Grace

 of

 Monaco(原題)」が上映されるが、モナコ公国の王族全員が欠席、ボイコットすることを表明した。

 27日、グレース公妃とレーニエ公の子供たち、アルベール王子、カロリーヌ王女、ステファニー王女がコメントを発表した。コメントには「映画のストーリーは書き変えられ、歴史的事実の不正確さ、多くのフィクションシーンが見られる」とある。

 関係者によると、王子たちは、グレース公妃役にニコール・キッドマンが起用されたことも不満だという。(ロンドン=鈴木雅子通信員)