音楽ユニットfripSideでも活躍中の声優南條愛乃(よしの)が9日、都内で行われた主演アニメ映画「えいがパンパカパンツ

 バナナン王国の秘宝」(べんぴねこ監督、10日公開)公開前日イベントに参加した。

 「パンパカパンツ」はTBS系の静岡放送と、「秘密結社鷹の爪」で知られるフラッシュアニメや映像制作会社DLEが共同事業として08年7月にスタートした「みんなで歌おう!

 キャラクターソングプロジェクト」から生まれたショートアニメ。静岡から全国11局に拡大して放送され、映画化された。ショートアニメは歌と踊りのみだが、映画化にあたりストーリーができ、主人公のパンパカくんをはじめキャラクターに初めてせりふがついた。

 主人公パンパカくんを演じた南條は、何と「パンパカパンツ」発祥の地・静岡県出身。「パンパカくんは08年から活躍し、母も大ファン。声が当てられるのはうれしいけれど、08年からファンがついている作品なので『イメージと違う』と言われたら、どうしようとプレッシャーでした」と不安交じりの本心を吐露した。すると客席から「パンパカくんがしゃべった!!」という、笑い声交じりの女性ファンのつぶやきが…。反応は上々のようだった。

 南條はオーディションの末、パンパカくん役を射止めた。べんぴねこ監督に「第一声からこの人、というアニメの監督は多いけれど、僕も南條さんの声を聞いてそう思った。そこで静岡出身だと聞いた」と言われると「(地元が)静岡だから受かったと思った。うれしい」と喜んだ。

 この日は大ヒットを祈願し、特製の巨大勝負パンツが登場した。べんぴねこ監督がパンツのにおいをかぐと、南條は「強そうだ、これは。(におい)かがないで下さい!

 いいにおいしました?」と突っ込んだ。監督がうなずくと「あぁ、良かった。洗い立てのにおいね」と笑った。