佐藤健(25)主演映画「るろうに剣心

 京都大火編」(大友啓史監督)の公開記者会見が7日、フィリピン・マニラ市内のグロリエッタ・アクティビティーセンターで行われ、前日6日のアジアプレミアの5000人を上回る、6000人の観客が殺到した。佐藤と青木崇高(34)と大友監督が参加し、地元メディアを中心に質問に答えた。

 佐藤には、07年に連続ドラマ初主演を果たしたテレビ朝日系「仮面ライダー電王」との違いを問う質問が飛んだ。佐藤が「変身するか、しないかですね」と答えると、会場は揺れんばかりの爆笑に包まれた。

 この日の午前には、アジアプレミアでの映画業界への貢献とフィリピン社会に芸能を振興させたことに対し、佐藤と武井咲(20)青木と大友監督は文化親善大使に任命された。マニラ首都圏の中の1行政区・マカティの市議会議員トスカ・プノラモス女史から、任命状と名産のイカット織のショールを送られた。

 佐藤は「見たいですね」と言いながら、箱に包まれたショールを取り出して、その場で首に巻いた。集まった約50人のアジアを中心としたメディアの中から「格好いい!!」と歓声が飛び出すと「ありがとうございます。大切にします」と喜んだ。

 また配給のワーナーブラザース映画のウイリアム・アイアトン社長も、あいさつを行った。20日からフィリピン国内150館の劇場で公開が控える中、前夜のプレミアは約5000人のファンが集まり、大成功したことを受け「20日から(フィリピン)全国で公開しますが、プレミアの反応は、良かったと聞いています。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。(マニラ=村上幸将)