やっぱりキョンキョンは永遠のアイドルだった!

 小泉今日子(42)が10日、千葉・幕張で行われたロックフェスティバル「サマーソニック08」に出演した。一般公募した21人のホーンセクションメンバーを含む総勢29人のスペシャルバンドで、代表曲「なんてったってアイドル」をセッションした。ライブで同曲を披露するのは15年ぶりだったが、「歌い始めてから20年以上たつけど、この曲はちゃんと私の財産になっている」と、納得の笑顔を見せた。

 小泉はど派手なトラ柄衣装で登場した。フェスへの参加は5年ぶり2度目。「たまにしかライブをやらないので緊張します。心の中で、失敗しないように祈りながら聴いてください」。“らしくない”控えめなあいさつをファンの拍手と「ウォー」という大歓声がかき消した。ライブは「艶姿ナミダ娘」でスタート。新曲「小泉今日子はブギウギブギ」の初披露をへて、ラスト5曲目の「なんてったってアイドル」で、盛り上がりのピークを迎えた。

 「最後はお祭りのように終わりたいから、この曲です」。小泉の言葉に続いて、約300人の応募から選ばれた11歳から56歳までのホーンセクションのゲストメンバーが登場。リハーサルは3回しかできなかったが、ピッタリ息のあったサウンドで幕張の夏を最高潮に盛り上げた。「みんなが楽しんでいる感じが背中から伝わってきた。幸せっ!」。ファンとのステージ初共演に、小泉のボーカルはいつも以上にはじけた。

 メンバーの最年少コンビの川崎早苗さんと高野水花さんは埼玉の同じ小学校の友人同士。「お母さんより年上だけど、キョンキョンはすごくきれいで優しかった」。小学校最後の夏に、永遠のアイドルとの共演という、とびきりの思い出ができた。