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藤山直美が寛美さんの代表4演目に主演

 藤山直美(49)が12月の東京・新橋演舞場「年忘れ 喜劇まつり」で「昭和の喜劇王」と言われた亡き父藤山寛美さんの代表的な4演目に主演する。昼の部「夜明けのスモッグ」「浪花の夢 宝の入船」、夜の部「大阪ぎらい物語」「お祭り提灯」で、いずれも寛美さんが松竹新喜劇で当たり役とした演目だ。

 寛美さんは90年に60歳で亡くなったが、直美が常々「3回生まれ変わっても父にはかなわない」というほど尊敬する喜劇役者だった。あほ役は「天下一」と言われ、約20年休まず連続公演を行ったりした。そんな父が築いた上方喜劇の伝統を守ろうと、直美は主人公を女性に変えるなどして、これまでも「鼻のお六」など父の当たり役を継承してきた。

 今回は一挙4演目に主演するもので、「夜明け-」で天涯孤独のホームレスのスモッグ、「浪花の夢-」では一旗揚げようと近江からやってくる女力持ちお兼、「大阪-」では自分に正直に一途に生きる大店(おおだな)のお嬢さんの千代子、「お祭り-」では機転のきいたでっち三太郎の4役を演じる。松竹新喜劇で父とも長い間共演していた小島秀哉、小島慶四郎、曽我廼家文童、大津嶺子、井上恵美子、中川雅夫らベテラン陣が脇を固める予定で、直美は「上方喜劇を継いだ私を喜んでくれると思う」と話した。

 [2008年8月16日6時42分 紙面から]


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