ロックバンド「X

 JAPAN」が北米のEMIミュージックと契約し、3月15日にシングル「Jade」を発売することが27日、分かった。EMIレーベルサービスによる北米での製造、及び流通が行われる専属契約で期間は3年。「X

 JAPAN」がアメリカで大手レコード会社と契約し、楽曲を発売するのは初めて。92年に全米進出を表明。19年を経て、デビューの夢がかなった。デビュー曲の後、シングル「Born

 To

 Be

 Free」をリリース、夏にアルバムを発売する予定だ。

 「X

 JAPAN」は昨年8月にアメリカの大型野外フェスティバル、ラルパローザに出演し、同年9月25日からロサンゼルスなど7都市7公演のツアーを行った。現地メディアが「嵐を起こす」などと絶賛。北米EMIミュージックのドミニック・パンディシア副社長は「彼らはアメリカで、本当のファンをつくり上げている。私たちは彼らと、もっとたくさんのファンをつくることをとても楽しみにしている」とコメントした。

 既に、アメリカのマネジメント会社から、全米で100本のライブ計画を持ち込まれているという。「X

 JAPAN」はデビュー当時、ライブでファンを増やし成長した経緯がある。YOSHIKIは「Xはたたき上げられてきている。アメリカでデビューするのは甘くない。新人ですから、原点に戻って100本のライブをやるべきと思ってます」と意欲を見せた。日本を含め、北米以外の国の契約は現在、交渉中だという。

 [2011年1月28日7時32分

 紙面から]ソーシャルブックマーク