タレント青木さやか(38)が、プロダンサーの夫と離婚することが22日、分かった。07年10月に結婚し、10年3月には女児が誕生したが、結婚から約4年半たち、別々の道を歩むことになった。関係者によると、互いに仕事が忙しく、夫は海外での活動が多いことから、すれ違い生活が続いたことなどが原因のようだ。子育て本の著書もあり、母親層からも共感を得ている青木は離婚を機に、活躍の場を広げていくとみられる。

 関係者によると、青木と夫は一両日中にも離婚届を出すとみられる。青木はテレビなどのレギュラーを多く持ち、夫もプロのダンサーとして欧州を中心に活躍。2人とも多忙なため、なかなか会えないすれ違い生活が続くようになっていたようだ。結婚から約4年半で、夫婦生活にピリオドを打つことになった。

 夫は、年間の半分近くを欧州など海外に滞在する時期もあるようになってきたため、10年末ごろから、別々に暮らすようになっていたという。そうした状態が続く中、今後についての話し合いを続け、離婚という結論に至った模様だ。

 青木は07年10月、友人タレントの紹介で知り合い約半年間交際していた、当時3歳年下だったこのダンサーと結婚した。直後には結婚エッセー「34」を発売。夫が、青木出演のテレビ番組に電話出演したこともあり、2人の関係は注目を集めた。

 10年1月には産休に入り、同年3月に第1子となる長女を出産。雑誌「saita」では、育児体験をつづった「青木さやかの育児はじめました!」を連載し、出産から約1年たった11年3月には、それらをまとめたフォトエッセー集「青木さやかの妊娠・出産・育児NOTE」を出版した。タレントとしてだけでなく、母親としての顔が、多くの女性からの共感を得ている。

 今後は、互いの仕事を尊重しつつ、現在2歳となる長女を、2人で協力しながら育てていくとみられる。

 青木はフリーアナウンサーを経て、お笑い番組などに出演するようになり、その個性的キャラが人気になった。その後、数多くのバラエティー番組に出演するタレントとしてブレークした。司会を務めたり、写真集を出したり、女優としてもドラマに出るなど、マルチに活躍。出産後はしばらく、子育てに力を入れた生活を送っていた。

 今後、青木は6月から上演される、三谷幸喜氏の演出舞台「桜の園」に主要な役で出演が決まっている。離婚を機に、舞台での本格的女優活動など、仕事の幅をさらに広げていきそうだ。