ジャニーズ事務所社長、ジャニー喜多川氏(81)のギネス認定記念舞台「ジャニーズ・ワールド」(東京・帝国劇場)が12日、取材陣に公開された。

 Hey!Say!JUMP、A.B.C-Z、Sexy

 Zoneらジャニーズ事務所若手タレントが総出演。10日に開幕した舞台は内容もギネス級だ。出演者総数は帝国劇場史上最多の180人、使用衣装は計3000着以上。使用しなかった衣装は1000着を超えており、関係者は「人数も使用衣装も、使用しなかった衣装も、ケタ違いのギネス級です」と驚いている。

 フライング、舞台を水浸しにするほど大量の水を使った滝の中での激しい殺陣…。世間を驚かせてきた演出を詰め込む一方、帝国劇場初披露の演出も少なくない。JUMP山田涼介(19)は客席上空での綱渡りを、知念侑李(18)は空中ブランコを披露した。山田は「ジャニーさんの世界観は説明してもらわないと分からない部分があるけど、やってみて初めて気付かされる部分があります」と実感を込めて言った。

 ステージ外も異例尽くしだ。巨大バルーン115個は収納スペースがなく、開演前はロビー上空に飾られている。八乙女光(21)も「裏では『セットが通るよ!』と、声の出し合いがすごい」と目を丸くした。

 ここまでジャニー氏がこわだる理由は、さらなる目標があるからだ。昨年、「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのNO・1シングルをプロデュースした人物」の2部門でギネス認定されたが、「マイケル・ジャクソンは(ギネス認定を)7つもらっている。あと1、2つは取りたいです。もちろん挑戦します。前に『1分たりとも飽きさせない』と言いましたが、今回も自信はあります。まだ進化しますよ」と宣言した。

 81歳にしてエンターテインメントに懸ける思いは、ますます熱くなっている。【近藤由美子】