女優能年玲奈(19)が11日、東京・渋谷のNHKで行われた主演ドラマ、連続テレビ小説「あまちゃん」の会見に出席した。24日放送分からスタートする「東京編」の試写も行われた。主人公アキが北三陸から上京し、47都道府県の地元アイドルで結成したグループ「GMT47」メンバーとして奮闘する姿が描かれる。

 同グループは「国民投票」でメンバーを選抜したり、古田新太(47)が秋元康氏(55)を意識したようなメガネをかけた大物プロデューサー役で登場するなどAKB48をほうふつとさせる部分が多い。AKB48は8日の総選挙で大分県出身のHKT48指原莉乃(20)が1位になったばかり。能年は「私は地方(兵庫県)出身だし、アキちゃんも北三陸から出てきて、東京でアイドルを目指すので、地方から盛り上げていかないといけないと思いました。頑張ります」とコメントするなど刺激を受けた様子だった。

 アイドルを演じる上で参考にしたのは、ももいろクローバーZや、同ドラマで共演もしている薬師丸ひろ子(49)小泉今日子(47)だという。「歌っている姿を研究させていただきました。実際にやってみると楽しくてドキドキしました」という。「歌って踊るのは難しいですが、だから面白い」と楽しみながら役作りに励んでいる。カラオケでは薬師丸の「Woman“Wの悲劇”より」を歌っているという。

 24日放送からナレーションにも挑戦している。難しかったらしく、脚本の宮藤官九郎(42)に対し「すごく意地悪と思いました」。また共演の松田龍平(30)の印象を「ずっと誰かに似ていると思っていたら、ある日ピンときて『ラスカル』に似ていると思いました」と話し笑わせた。