ポール・マッカートニー(71)の11年ぶりの日本公演「ポール・マッカートニー

 アウト・ゼアー

 ジャパン・ツアー」が16日、決まった。11月18、19、21日の東京ドーム(日刊スポーツ新聞社ほか主催)のほか、福岡、大阪で開催される。

 ポールの来日公演は90年、93年、02年に次ぎ4度目となる。今回のツアーは5月4日のブラジル・ベロオリゾンデを皮切りに米国、カナダ、ポーランド、イタリア、オーストリアに日本を加えて7カ国公演が決まっている。福岡、東京公演はこの日夜から、チケット先行受け付けを開始した。

 アンコールを含めて全38曲、2時間40分余りのステージだ。38曲中26曲がビートルズ時代のもので、往年のファンにはたまらない選曲となっている。特に「エイト・デイズ・ア・ウイーク」は前回のツアーでも歌われていない。

 デビュー3年目に発表されたこの曲は、メンバーのリンゴ・スター(73)が、アイドル人気で多忙な毎日を嘆き「週に8日も仕事なんて…」と口にしたのがきっかけと言われている。

 ポールはツアーさなかの6月18日に71歳となった。長時間のステージに耐える体力は菜食主義者として健康維持しているたまものかもしれない。

 ステージの設営にも積極的に意見するポールは、サイドの特大スクリーンの代案として「ボクを大きく見せるためなら、ステージ全体にレンズをつけるってのはどう?」などとユニークなアイデアを出すこともあるという。