テレビ朝日系刑事ドラマの新シーズン「相棒

 season13」(水曜午後9時)が10月から始まることが19日、分かった。水谷豊(62)演じる警視庁特命係の杉下右京と、成宮寛貴(31)演じる甲斐享のコンビは3シーズン目に入り、キーワードは「変化」。全20話前後の2クールを予定している。

 2000年の放送開始から15年目。右京と享の関係に変化が表れる。右京は享を特命係にスカウトし、見守ってきた。2シーズンを通して、先生と生徒のような関係だったが、新シーズンでは、享が右京に反発したり、2人が対立する場面も多く描かれるという。

 また、享の父親で警察庁次長の峯秋(石坂浩二)とのこじれた関係が修復できるのかや、年上の恋人悦子(真飛聖)と結婚にこぎつけるのかも見どころになりそうだ。

 水谷は新シーズンの開始について「『相棒』はずっと社会派エンターテインメントを目指しているので、今シーズンもさらに追求していきたいですね。杉下右京、甲斐享の相棒が3年目だからこそできることをいろいろ考えてやっていきたいです」。成宮は「今回は甲斐享として、そして自分自身としても、成長をテーマとして演じていければと思っています」とコメントした。

 刑事ドラマ史上でも「太陽にほえろ!」(約14年間)「西部警察」(約15年間)に匹敵する長寿番組となった「相棒」は、これまで9シーズン連続で初回、最終回、元日にはスペシャル版が放送されている。新シーズンも同様のスタイルになる予定だという。