漫画家やなせたかし氏(93)が7日、都内で行われたアニメ映画「それいけ!

 アンパンマン

 よみがえれバナナ島」(矢野博之監督)の初日舞台あいさつで、怪気炎を上げた。恒例の即興ソングを披露した後、せきを切ったように語り出した。

 「こういう面白い作者は世界中探してもいないんだよ。ディズニーなんか俺から見ると甘いんだよ!!

 全部の作品、全部のキャラクターのデザインも俺がやってるから、世界でこのキャラクターをしのぐものは何もない!!」

 09年に「世界で最もキャラクターが多いアニメシリーズ」としてギネス認定されたが、当時の1768体から現在もキャラクターは増え続けている。そのプライドが、自画自賛になった。その上で、司会の日本テレビ藤井恒久アナウンサーから「今年は気合が入ってますね」と言われると、さらに火が付いた。

 「今日来ているマスコミは、多分お子さま映画だといってバカにしてると思うんですよ。実は違うんです!!

 あと10年たつとよく分かる。非常に素晴らしい内容を含んでいる」

 七夕に願いが1つかなったらと聞かれると「間もなく死ぬんでもう2年、生かしてほしい」

 アニメ化25周年と映画25作目を迎える来年へ意欲を見せた形だが、「それでもう、この世にはさようなら」

 93歳とは思えないパワーで客席、取材陣を圧倒。最後に「アンパンマンを見ればいい子になる」と言い切り、意気揚々と舞台を後にした。【村上幸将】