【マニラ7日=村上幸将】佐藤健(25)主演映画「るろうに剣心
京都大火編」(大友啓史監督)公開記者会見が、市内で行われ、前日6日のアジアプレミアを1000人上回る6000人の観客が殺到した。2日間で1万1000人を動員した佐藤は「ジャパニーズ・スーパースター」と紹介され、青木崇高(34)とともにハリウッドスター級の大歓声を受けた。
佐藤は地元メディアから「次のステップは」と聞かれ「これだけ、すごい映画をやってしまった後に、何をするか迷ってるし悩んでいて。いつか大友監督と剣心以外の役でご一緒できたら」と心中を明かした。また「ハリウッドがリメークしたいと言ったらどうする?」と質問が飛ぶと、ファンから悲鳴が上がった。佐藤が「みんなの反応が答えじゃないですか」と言うと、客席から「NO!」とコールが。大友監督も「どうぞ、ご自由にやってみてください」と不敵に笑った。
佐藤は、日本映画の枠を超えたイベントを成功させたことについて「日本の映画が世界に、もっとドンドン行けばいいと思う。『るろうに剣心』が、その1つのきっかけになってくれたらうれしい」と手応えを口にした。そして「自信になったし、もっと、もっと(世界に)行ける」と、日本の俳優として日本映画の世界への挑戦を熱く訴えた。
佐藤は、演じる主人公剣心と同じ精神を持った英雄ホセ・リサールの存在が、フィリピンで支持された要因ではないかと分析した。幕末に「人斬り抜刀斎」と恐れられた剣心は、明治に入り「殺さずの誓い」を立てた。一方リサールは、暴力をせずにスペインからの独立運動を展開も、1896年に35歳で銃殺刑に処せられた。「血を流さずに時代を変えようとしたのは共通する。フィリピンの人が共感してくれた1つの理由かな」と語った。




