リオデジャネイロ五輪に出場する陸上選手団が1日、成田空港から出発した。

 100メートル走に出場する桐生祥秀(20)は、初の五輪に「小さいころから見ていて出たいと思った舞台。久しぶりの世界大会なので新鮮ですし、自分の走りをしたい」と意欲を見せた。9秒台が出れば決勝進出も見えてくるが「焦らず自分の走りをしたい」と冷静だ。同じ100メートル走に出場する山県亮太(24)は「準決勝でベストを出して決勝にいきたい」、ケンブリッジ飛鳥(23)は「今出せるすべてを出せれば」と話した。400メートルリレーではメダルも期待されている。山県とケンブリッジは偶然、同じモデルの腕時計を着用し、トラック外も息がぴったり。それを見た桐生は「僕は省かれましたね…。シンクロがずれました。時計をしているというだけで、アプローチから違ってますね」と苦笑していた。