<J1:徳島0-0G大阪>◇最終節◇6日◇鳴門大塚
まずは、G大阪のJ1優勝おめでとうございます。今季を振り返れば、スタートしたときはJ2降格しても、おかしくない状況だった。なぜ優勝に至ったのか? 中断したW杯後、パトリック選手の補強と宇佐美選手の復帰で、前線の得点力が格段に上がった。ただ、ガラッと変われたのは、これだけじゃない。W杯後に遠藤選手と今野選手が日本代表から外れたことで、コンディションが上がったことが大きい。
後半戦にかけて足らなかったピースがはまっていった。すべてはシーズン序盤から長谷川監督が、しっかりと守備の構築をやっていたからこそ、歯車が回り出したんだと思う。
一方で、浦和はまた失速した。昨季に比べて連戦のときに選手を入れ替えて休ませていた。W杯中断期間にはフィジカルを上げようとしていたが、最後に勝ちきれなかったということは、そこがまだ足らなかったということ。連戦になると運動量が格段に落ちていた。終盤にかけて大きな差になった。興梠選手のけがも痛かったが、チーム全体の運動量が最終的に響いた。
最後に、残念だったのが奇跡を起こせなかった鹿島。2点差で勝てば起こせた奇跡を自分たち自身で失ってしまった。若いチームだけど来季の糧にしてほしい。(日刊スポーツ評論家)




