年内の6戦は、来年1月のアジア杯へ向けての選考会という要素が強いのでしょう。元のメンバーと新メンバーをコラボさせた布陣を見て、そんな感じがありました。

 ピッチ上の全員が孤立していたけど、それは想定の範囲内。個人の力は大事なのですが、連係があるからこそ個人が生きる。周囲の特長がつかみ切れていない現状ですから。親善試合で勝っても、W杯で勝てなければどうしようもないということを、ブラジル大会を見ていた人も含めて全員が分かったはず。ロシアに向けてスタートしたばかりです。

 僕が初めて代表に呼ばれた時はすごく緊張したけど、「一発やってやる」って気持ちも絡み合いました。「自分がなんで呼ばれたのか」と考えたら開き直ってやれたものです。僕は持ち味も分かりやすかったので、周りも使ってくれた。

 新メンバーはブラジルを経験した選手たちに「おまえらは何も結果残せなかったじゃないか ! 」という意気込みで「日本を変えてやる!」という気持ちで挑んで欲しいですね。