<アジア杯:日本4-0パレスチナ>◇1次リーグD組◇12日◇ニューカッスル

 パレスチナ戦の後半に1点しか奪えなかったことが、今後に影響しなければ良いのだが。D組は3強1弱。どの国もパレスチナにだけは勝てるようになっている。ヨルダンとイラクが「日本は4点か。オレたちはもっと取ろう」とパレスチナ戦で5点以上取ったとしたら…。最終的に「3強」が勝ち点で並び、得失点差の勝負となった場合、一番最初にパレスチナと対戦した日本が不利になる可能性はある。

 今大会最弱ともいえるパレスチナを、後半崩しきれなかったのはなぜか。まず交代選手を投入した意図が、プレーから感じられなかった。豊田を入れ、吉田も上がってきているのに放り込まず、ショートコーナーを蹴るのは意味が分からない。そもそも途中出場の3人が、先発の出来を上回ることもなかったね。

 日本のファンは4-0で勝ったと喜んでいるかもしれないが、本田のFKはまるで枠へ飛ばないし、「3点に絡んだ」という香川も、一番欲しいというゴールはまたお預け。酒井高と長友のクロスもひどい精度だった。同じ4点でもオーストラリアとUAEがそれぞれクウェート戦とカタール戦で奪った4点とは、まったく重みが違うよ。(日刊スポーツ評論家)