鹿島からは4人が選ばれた。初選出はMF遠藤康(27)。昨季チーム最多タイの10得点を挙げた左利きの右サイドハーフ。11年から鹿島でレギュラーを張る男は、候補ながら待望の日本代表入りを遂げ「光栄です。嫁に電話したらビックリしてた」と喜んだ。

 G大阪MF遠藤と同じ名字で、クラブでは「有名じゃない方の遠藤です」と自虐的に話していたが、足元の技術は鹿島でトップクラス。「持っているものをしっかり出してアピールできれば。その前にまず(10日のリーグ)東京戦で結果を出さないと」と話した。

 U-22日本代表DF植田直通(20)も、追加招集のアジア杯オーストラリア大会(今年1月)に続いて選ばれた。今季はクラブで控えに回ることも多く「選ばれるに値しない状況なのに、呼んでもらえた。ほかの選手より試合勘が鈍っていると思うけど、そこは気持ちでカバーしたい」と意気込んだ。このほか、MF柴崎岳(22)とDF昌子源(22)の常連組も順当にリストに名を連ねた。