【テヘラン5日=江口和貴】日本代表FW本田圭佑(29)が“あのFK”について語り、気持ちを新たにした。W杯アジア2次予選で8日にアフガニスタンと戦う日本は5日に開催地イラン入り。同地での初練習後、日本協会の指定する取材日で報道陣の前に立つと、ちょうど6年前の衝撃的シーンについて聞かれ静かに答えた。舞台は09年9月5日の親善試合オランダ戦(オランダ)。後半に絶対的存在だった中村俊輔とFKのキッカーをめぐって衝突した過去がある。
当時オランダVVVで売り出し中の23歳は1歩も引かなかった。結局中村が蹴ったが、強烈な主張でここから一気にのし上がった。思い返し口から出たのは先輩への敬意。「後にも先にもシュンさんよりFKがうまいと思ったことは1度もない。ただ、あの時は蹴りたかったから主張した」。
そして「(6年がたち)時間が過ぎるということに危機感を感じている。サッカー選手としてだけでなく、人として」と続けた。セットプレーからの得点力が課題のハリルジャパン。「しっかり決めるところで決めてきたという部分で、ここまで(のし上がって)きているので」とプライドをにじませ、FK弾への思いを強くした。

