日本代表のFW浅野拓磨(21=広島)が“PK強奪”の代表初ゴールを挙げた。後半14分から出場し、終了間際に自ら得たPKを蹴ろうとしたが、ハリルホジッチ監督はキッカーをFW宇佐美に指名。だが指揮官の指示を受け入れず、21歳の新星は意思を貫き通してPKを決めた。

 FW宇佐美が、浅野の代表初得点を「アシスト」した。後半42分に得たPKの場面。ベンチのハリルホジッチ監督から宇佐美が蹴るよう指示を受けたが、応じなかった。PKを譲ったその舞台裏をサラッと明かした。

 「ああいう時間帯で点差もあった。監督は俺に蹴れという感じでしたけど、監督のところに行ったら、俺が蹴る雰囲気になりそうだったので、かたくなに行かなかった。(チームの)中では『拓磨が行け』となっていたので」

 自身は昨年10月のW杯アジア2次予選シリア戦以来の得点を挙げた。後半12分、DF酒井宏の右クロスを左サイドから胸でトラップ。右足でゴール右に突き刺した。所属のG大阪では1カ月以上無得点だけに「入る時は入る。リラックスして打てたので、これからも狙っていきたい」とかみしめた。MF香川が負傷交代し、急きょの途中出場だったが「体は準備できていなかったので、前半の終わりから意図的に上げていた」と、余裕たっぷりだった。