G大阪MF井手口陽介(20)が4日、日本代表に初選出された。

 井手口は「選出の連絡を受けて、素直にうれしいと思った。今シーズン、試合に出る機会が増え、G大阪やリオ五輪代表で得た経験が身について、今回の選出につながったのかなと思う」と、素直な感想を述べた。

 今季J1で22試合に出場し4得点。G大阪では元日本代表MF遠藤やMF今野がポジション争いのライバルながら主力として定着した。ボール奪取力と攻撃力が持ち味。各世代別代表に招集され、8月のリオ五輪代表にも選ばれた。

 特に4日、大阪・吹田市内での練習を見守った長谷川健太監督(51)は、五輪後の成長を評価。「オカ(日本代表FW岡崎)は五輪後『何だこいつは』というぐらい変わった。陽介(井手口)も(五輪後)ミスをしても自分で取り返している。たくましくなってきている」と目を細めた。

 11日の親善試合オマーン戦(カシマ)、15日のW杯最終予選サウジアラビア戦(埼玉)に臨む20歳は「選出されたことに驚きはあったが、選ばれたからにはしっかりと結果を残せるように頑張ってきます」と意気込んだ。

 G大阪からはGK東口順昭(30)も選出され「最終予選をしっかり勝つこと、出場することに照準を定めて自分自身しっかり戦っていきたい」と、闘志を燃やした。