サッカーのU-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)を来夏に日本がウズベキスタンに代わって開催することが17日、複数の国際サッカー連盟(FIFA)理事らの話で分かった。同日のFIFA理事会で承認された。日本がFIFA主催の女子大会を開催するのは初。正式発表は19日以降になる見込み。

 U-20女子W杯は、フル代表で争う女子W杯の一つ下の世界大会。今夏の女子W杯ドイツ大会で日本代表の「なでしこジャパン」が初優勝し、日本協会はさらなる競技普及のためにFIFAの女子大会開催に意欲を示してきた。

 今回はFIFAが現地視察の上でウズベキスタン開催を困難と判断。施設と運営の両面で定評があり、女子サッカー人気の高まる日本が代替開催の打診を受けた。日本の将来的な女子W杯招致に向けても朗報となった。

 当初予定では来年のU-20女子W杯は8月18日~9月8日の開催。日本はアジア予選を突破して出場権を得ている。

 FIFA主催の男子大会では、過去に韓国と共催した2002年W杯や1979年世界ユース選手権(現U-20W杯)、93年U-17世界選手権(現U-17W杯)などの例がある。