日本サッカー協会は8日、「キリンチャレンジカップ2013」日本-ウルグアイ戦(14日、宮城ス)に臨む日本代表のメンバー23人を発表した。FW香川真司(24=マンチェスターU)、MF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)、DF長友佑都(26=インテルミラノ)ら常連組に加え、7月下旬の東アジア杯で活躍したFW柿谷曜一朗(23=C大阪)、豊田陽平(28=鳥栖)らが選出された。

 アルベルト・ザッケローニ監督(60)は「日本協会から試合が仙台で行われることを聞いた時、私も快諾した。この地域で試合をすることは大切だと思うし、代表が行くことで何かを与えられればと思います。普段の生活に戻るのは簡単なことではないとは思うが、その中で少しでも力になれればとは思っている。仙台の地でサッカーの歴史に名をはせるウルグアイと対戦できることを感謝している」と被災地への思いを語った。

 また、東アジア杯のメンバーと常連組みの融合が行われる試合に向けて「南米特有のスタイルにプラスして欧州の冷静さを兼ねそろえている。タバレス監督はイタリアでのキャリアがあり知り合ったが、敬意を持っている。日本の準備期間は短いが、輝きのあるチームを用意したい。今回招集した選手はモチベーションの心配はしなくてもいい。代表常連組から新しいメンバーまで名前が連なっている。常連の選手は信頼しているが、新しい選手も手元で見てみたいので、今回のメンバーを選んだ」と説明した。<メンバーは以下の通り>【GK】川島永嗣(スタンダール)、※西川周作(広島)、※権田修一(東京)【DF】※駒野友一(磐田)、今野泰幸(G大阪)、伊野波雅彦(磐田)、長友佑都(インテルミラノ)、※森重真人(東京)、内田篤人(シャルケ)、吉田麻也(サウサンプトン)、酒井高徳(シュツットガルト)【MF】遠藤保仁(G大阪)、長谷部誠(ウォルフスブルク)、※青山敏弘(広島)、※高橋秀人(東京)、※山口蛍(C大阪)【FW】※豊田陽平(鳥栖)、岡崎慎司(マインツ)、本田圭佑(CSKAモスクワ)、香川真司(マンチェスターU)、清武弘嗣(ニュルンベルク)、※柿谷曜一朗(C大阪)、※工藤壮人(柏)※は東アジア杯メンバー